主人が結婚指輪を外した理由


私が最近嬉しかった事は私の主人が「結婚指輪を外した事」です。
これだけ聞くと、「え?離婚ですか?」なんてマイナスな事を考える方が多いかもしれませんが、主人が結婚指輪を外したのにはきちんとした理由があります。

私は現在妊娠中で、あとひと月ほどで出産を控えています。
検診の際に助産師さんから言われた事が、「妊娠9か月あたりからアクセサリー類、指輪などは外しておいて下さいね」という事でした。
妊婦はむくみやすく、特にお産の際の緊急の帝王切開で手術などになった場合にはむくみが酷くなったりして、指輪が抜けなくなってしまうという事があるからだとのお話しでした。
私は主人が買ってくれた結婚指輪をとても気に入っていたので、妊娠9か月を過ぎてもギリギリ指輪が指から抜けるまでは付けておこうと、そのままにしていました。

ある夜食事をしていて、大量に水分を取った際に指がむくんで、指輪が抜けない事がありました。
もう妊娠9か月も終わりごろでしたので、私もさすがに「まずいかな」と思い、結婚指輪を外す事にしました。

普段からピアスやアクセサリーなどの細々としたものは、大雑把な性格の為、失くしやすい私。
この大事な結婚指輪だけは絶対に失くしたくない!と思い、結婚指輪を購入した際に入れていただいたリングケースに入れ、毎日目の届く、テレビの横に置く事にしました。

主人が仕事から帰宅して、早速指輪を外して、テレビの横に置いてるという話をしました。
私は「ちょっと寂しいけど、元気な赤ちゃんを産んだらまた付けるね」と言ったら、主人は少し黙り込みました。
そして次の瞬間、何と自分の結婚指輪を外し、「じゃあ俺もしばらく一緒に休ませようかな」と一緒のリングケースに並べて入れてくれたのです。

とてもびっくりしました。
ただ結婚指輪を外しただけの行為かもしれませんが、私の気持ちに寄り添ってくれたような気がして、私は本当に嬉しかったのです。
私は思わず「じゃあ、また私が付けるときにはあなたが私の指にはめて下さいね」と言ったら、「うーん」と照れ臭そうに返事をしていました。

今も結婚指輪は大切にリングケースに入れ、いつも見えるテレビの横に置いてあります。
出産が終わって、また結婚指輪をはめる日が少し楽しみになっている今日この頃です。